Fast Camera Lens Blur

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Windows 版

macOS 版

ユーザーガイド

 
 
動作環境
OS : Windows / Mac
Adobe After Effects / Premiere Pro CS6 - CC 2018
 
実際に動作を確認した環境については、最後の動作確認環境をご覧ください。
 
インストール方法
Windows の場合
C:\Program Files\Adobe\Common\Plug-ins\ [version] \MediaCore\
にFastCameraLensBlurWin.aexを配置すれば、After Effects, Premiere Proの両方からプラグインを読み込むことができます。
例えばCC 2018の場合
C:\Program Files\Adobe\Common\Plug-ins\7.0\MediaCore
になります。
 
また、おすすめはしませんが、
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects [version] \Support Files\Plug-ins\
に配置することによって、After Effectsからのみ使用できます。
macOSの場合
/Library/Application Support/Adobe/Common/Plug-ins/ [version] /MediaCore
にFastCameraLensBlurMac.pluginを配置すれば、After Effects, Premiere Proの両方からプラグインを読み込むことができます。
例えばCC 2018の場合
/Library/Application Support/Adobe/Common/Plug-ins/7.0/MediaCore
になります。
 
この場所は、 Finder→移動→フォルダへ移動 (Shift+Cmd+G) と開き、先程の場所を指定すれば開くことができます。
 
また、おすすめはしませんが、
/Applications/Adobe After Effects [version] /Plug-ins/
に配置することによって、After Effectsからのみ使用できます。
 
パラメーターの説明
★がついているオプション項目は、デフォルトで有効なものです。
Premiere ProやAfter Effects CS6 などでは英語表記になりますが、最近のAfter Effects CCでは日本語モードの場合、日本語で表示されます。
 
半径 [Radius]
ブラーの大きさで、単位は px です。
指定した半径より外側のピクセルには影響は及びません。
 
Gain 方法 / Gain [Gain Type / Gain]
ブラーの方法を変えます。次のGainパラメータで強さを変えます。
★指数ブラー [Exp]
おすすめのブラー方法です。 Gain値が2.5前後で、After Effects標準の「ブラー(カメラレンズ)」に近いボケになります。Gain値が0だとリニアになり、少し速くなります。
Gain値を高くすると明るいピクセルが目立つようになりますが、高くしすぎると計算誤差で映像が乱れます。
 
・ ガンマブラー [Gamma]
指数ブラーと似ています。画像処理ではガンマ補正関数を使うのが一般的なので、その互換性のために用意されています。
Gain値 2.2でAfter Effects標準の「ブラー(カメラレンズ)」と変わらない結果になります。
Gain値 2.0で半径を少し大きくすると、Lenscareの「FL Out of Focus」と変わらない結果になります。また、Gain値 2.0 のときは多少速い計算方法が使われます。
Gain値が1.0だとリニアになり、少し速くなります(指数ブラー[Exp]の0.0と同様)。
Gain値を高くすると、明るいピクセルが目立つようになりますが、指数ブラーよりも誤差に弱く、早く映像が乱れます。
 
・ グロー(発光のみ) [Glow(Shine Only)]
グローのようなブラーをかけます。発光成分のみで、加算系合成で使うことを想定しています。
Gain値を上げるとより光ります。 半径より外側を明るくすることはできないので、ホワイトアウトさせたいときは、Gain値と半径を両方上げます。
コンポジション設定が32bit(浮動小数点) のときは、上限輝度値である1.0を超えて出力する場合があります。
 
・ グロー [Glow]
元の映像に、グロー(発光のみ) の結果を加算合成します。グローさせたいときは、基本的にこちらのオプションで大丈夫ですが、計算の順番の関係で、αチャンネルが存在する場合、暗くなる場合があります。
 
エッジピクセル [Edge]
ブラー演算をする際、本来は外周のピクセルが必要ですが、その補完方法を選びます。
基本的に 自動[Auto] で大丈夫です。
★ 自動 [Auto]
After Effectsの場合、シェイプレイヤーや、不透明ピクセルが存在するときは 広げる[Expand] に、存在しない場合は 繰り返す[Repeat] になります。
Premiere Pro の場合、 繰り返す[Repeat] になります。
 
・ 広げる [Expand]
Ae標準の「ブラー(ガウス)」 などの、 「エッジピクセルを繰り返す」オプションをオフにした状態と同じになります。
外周ピクセルの補完はせず、広がるようにブラーします。映像のエッジが透明になり、暗くなります
 
・ 繰り返す [Repeat]
Ae標準のブラー(ガウス)などの、 「エッジピクセルを繰り返す」オプションをオンにした状態と同じになります。
端のピクセルを繰り返して補完します。透明ピクセルが無い場合、結果画像に透明なピクセルは発生せず、エッジが暗くなることはありません。
 
・ ミラー [Mirror]
端のピクセルを反射させて補完します。エッジの境界で動いている物体がある場合、繰り返す[Repeat] オプションだとエッジが汚くなる場合があります。その場合に使うと良いです。
 
・ タイル [Tile]
左端ピクセルの左に右端のピクセルが、上端ピクセルの上に下端ピクセルが…のように、反対側のピクセルを用いて補完します。
右端と左端、上端と下端が似ている場合、このオプションを使うと良いです。
 
・ 追加処理なし [None]
基本的に 広げる[Expand] オプションと似た動作をしますが、入力画像より外側にはレンダリングしません
 
シェイプ [Shape]
・ 六角形 [Hexagon]
★ 正六角形 [Regular Hexagon]
ブラーの内部メイン処理では、1.15倍ほど横長な六角形シェイプでレンダリングします。
正六角形オプションでは、メイン処理の前後で縦スケールする事によって補正を行います。
この補正により、多少画質劣化などが発生しますが、気になるほどではありません。
 
   
動作確認環境
Windows
Windows 10 / Intel Core i7-7820X Adobe After Effects CC2018
Adobe After Effects CS6
Adobe Premiere Pro CC2018
Adobe Premiere Pro CS6
 
Windows 10 / Intel Core i7-7500U Adobe After Effects CC2018
Adobe After Effects CS6
Adobe Premiere Pro CC2018
Adobe Premiere Pro CS6
 
Windows 10 / AMD Ryzen 7 1700 Adobe After Effects CC2018
Adobe Premiere Pro CC2018
 
Windows 10 / Intel Core i7-4770K Adobe After Effects CC2018
Adobe After Effects CS6
Adobe Premiere Pro CC2018
Adobe Premiere Pro CS6
 
Windows 7 / Intel Core i7-980X Adobe After Effects CC2018
Adobe Premiere Pro CC2018
 
macOS
MacBook Pro (13-inch 2016) High Sierra / Intel Core i7 Adobe After Effects CC2018
Adobe Premiere Pro CC2018
 
MacBook Pro (13-inch 2015) High Sierra / Intel Core i5 Adobe After Effects CC2018
Adobe After Effects CC2014
Adobe Premiere Pro CC2018
Adobe Premiere Pro CS6
 
MacBook Pro (13-inch 2012) High Sierra / Intel Core i5 Adobe After Effects CC2018
Adobe Premiere Pro CC2018
 
MacBook Air (13-inch 2013) Yosemite / Intel Core i5 Adobe After Effects CC2017
Adobe After Effects CS6
Adobe Premiere Pro CC2017
Adobe Premiere Pro CS6